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デザイナー上がりのFlasher1年生が読んだ19冊の本を、これほどかというほどに感想を書きます。だいたい3行だけど。

  • 2008-12-31 (水) 16:38
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Flasherになって1年が経ちました。この1年いろいろと勉強さしてもらいました。

大掃除で本の片付けついでに、今年買ったFlash技術周辺本のレビューでもしましょう。

途中までしか読んでない本が大半ですが、まったく読まなかった本もあります。
ここでは最低でも50ページは読んだ本19冊を選抜しました。Flash本9冊、それ以外10冊です。

ずらずらと並べた19冊の感想を読むのはつらいと思うので、1冊だけ「ムツゴロウさんの動物王国のナレーション」のモノマネをしながら書いています。

2008-01月~03月に読んだ本

01.ActionScript 3.0 アニメーション

★★★★★。オススメ。3か月で全ページ読破しようと思ってた。

結局、最後の100ページは流し読みをしたけれど、初心者にはかなりいい内容。とりあえず大量のモノを動かして、ある程度の高速化を意識して…という基本がわかればええと思う。

02.UMLモデリングレッスン-21の基本パターンでわかる要求モデルの作り方

★★★☆☆。例がFlashと無縁なので忍耐が必要。

UMLでも勉強しようと思って買った。この手の本に共通して言えるのが、例がよくわからんのだ。会員が何かを購買した情報を分類したり、従業員の種類を気にしたり、顧客の種類を気にしたり、といった「Flashではない向こう側のプログラミング」の例だらけだ。このような例に耐えられる、もしくはそんなん気にせず本質を読み取れるならいい本じゃないかと思う。UML、つまりオブジェクト指向の表現の幅が広がるはず。

03.リファクタリング―プログラムの体質改善テクニック

★★★★★。オススメ。ビューティフルなコードを書くための本。

第3章まで読めとamazonに書いてあったけど、そこまで読めたら全部読める。コードの不吉な匂いがわかればよし。優秀な人のソースも読めるようになる。
ただ、このままFlashに適応させると大変な目にあうので注意!律儀に書くとコードの実行が遅くなるので、この辺のバランス感覚は経験が必要になってくる。

04.モーション・タイポグラフィ

★★★☆☆。古い。中古で買ったら間の4ページくらいが破られてた。

モーション・タイポグラフィの歴史とか見方とかその辺を意識できるようになった気がする。とりあえず、映画のオープニングはしっかり見ようと思った。

05.ActionScript3.0 ビジュアル・リファレンス

辞書は1冊あればいいだろう。Flashのヘルプで事足りるので不要かもしれない。1か月に1度開くと知らん機能を発見できたりする。

06.Advanced ActionScript 3 with Design Patterns

★☆☆☆☆。Flashでのデザインパターンはどのようにして行われるのか、そういった疑問を持ち、英語の本に手をだした。

しかし、単に他言語の教育用デザインパターンをActionScriptで書きました的内容なのがとても気になってしまった。AbstractGameのサブクラスにFootBallGameやで。どこで使うねん。Flashのために書かれたとは思えない内容で残念。

2008-04~06月に読んだ本

07.Webデザインの「プロだから考えること」

★★★☆☆。一流の人たちの作り方がほんの少しわかる

個人的には電通の中村洋基氏とimaginativeの水藤祐之氏・深澤 洋介氏の話が印象に残ってる。みんなクオリティを高めるために死に物狂いなんやなー。そらぁ、僕みたいな底辺が太刀打ちできるはずもない。そういうことを実感できただけでもありがたや。

08.FLASH OOP (AS2のやつ)

★★★★☆。オススメ。のちにAS3版がでるけど、こっちのがいい。

なにがいいかというと、Flash以外のことが書いてある。すなわち、Flash以外の本を読め!と書いてあるのと同義だ(と思う)。これを見てプログラミングの世界の広さを垣間見れたし、興味の対象も広がった。

09.Learning Actionscript 3.0

★★★☆☆。のちに和訳が出たのでこいつ(原著)は買う必要がない。和訳はこっち初めてのActionScript 3.0 Flashユーザーのためのステップアップガイド

内容は実にわかりやすい。わかりやすすぎる。コードもわかりやすいし、サンプルも興味をそそるものが多い。あと、AS3でつまづきやすいところと基礎的なところに絞られていて、無理なく読めた。デザイナ上がりで大重さんの本を読んだら次はこれか。

10.Production Studio マスター After Effects

★★★☆☆。高い。高いけど、サンプル素材がすごいらしい。

内容は初心者向け。エフェクトの一覧があるので、やさしい。Flashばかりに頼ってたら死ぬ状況もあるので、AfterEffectsは絶対覚えとかないといけないし、表現の幅も広がる。

11.Flashデザインラボ -プロに学ぶ、一生枯れない永久不滅テクニック

★★★☆☆。初心者向けだけど、むらけん氏とTeamLabがずば抜けてる。

むらけん氏とTeamLabの2つはつくりがきれいだし、解説も豊富。Flashの実践的な作り方をきちんと書いてある本はほとんどないので、それだけで買う価値はある。

12.FLASH OOP for ActionScript 3.0

★★★☆☆。OOPとは少し違う。

AS版と比べて、OOPに比重が置かれていない。初心者には難しいだろうし、上級者ならすぐわかるだろうし…といった中途半端感が目立つ。もうすこしページがあってもいいのではないか。値段も高いんだから。

2008-07~09月に読んだ本

13.Adobe Flash CS3 詳細! ActionScript3.0入門ノート2

★★☆☆☆。入門ノート1の続編。

入門ノート1がかなりわかりやすかったので買ってみた。内容はそれほど高度なことや必要性のあることでもない(FLVのキャプションはそんなに必要ないだろう)。こちらは立ち読みをして購買の検討をすればいいと思う。

14.ゲーム開発のための数学・物理学入門

★★★☆☆。最近はAS3の数学・物理学本も出たみたいなので、そっち読めばいいのではないか。僕も今買った。

この本は説明をかなりはしょるけれど、公式は暗記すればいいのでそんなのでもいいかもしれない。高校数学どまりでも読めるけど、わけわからないぜ!これを乗り切らないと野たれ死ぬだけなので頑張ろう。

15.実例で学ぶゲームAIプログラミング

★★★★☆。ゲームの世界に衝撃を受けた。

ゲーム業界のノウハウはすごい。こんな膨大な知識が埋まっているとは。

内容は単純なステートパターンから探索行動まで、きっちり書かれてる。もうここまでくるとデザイナ上がりのFlasherは太刀打ちできないレベル。しかし、ここを理解できないとそのうち野たれ死ぬだろう。ノード探索とかはしっかり覚えたいところ。

16.増補改訂版Java言語で学ぶデザインパターン入門

★★★★★。オススメ。日本人のデザパタ本。読みやすくわかりやすい。

デザパタ本はずーっとGoF本と周辺本を読んでたけど、ぜんぜんわからん。ごめん言い過ぎた、なんとなくはわかる。でも「えっ?デザインパターン?ああ、となりのクラスの?」という顔見知りレベルを脱却できない。つまりなんにも使えないのだ。

しかし、この本は相当わかりやすい。わかりやすすぎて、Decoratorパターンはそんなに使う必要がないこともなんとなくわかる。抽象化して思考することを嫌というほど叩き込んでくれるので、パターンやOOPの本質を理解できるし、どのように応用すべきかもなんとなくわかる。デザパタ本ってそういうところが重要なんだわ。

2008-10~12月に読んだ本

17.達人プログラマー―システム開発の職人から名匠への道

★★★★★。オススメ。達人がなんたるかをなんとなく理解できる。

Web業界の歴史は浅いので、なかなか達人や師匠に巡り合えない。また、Flashなんて大抵1人で開発が終了するから、技を盗むことも至難だ。Web業界における「達人から盗む」という作業は、「他の業界の達人」から盗んだ方が効率がいい。この本は徹底した達人の姿勢を教えてくれる。個人的には「割れ窓理論」がマジウケるんだけど~!

18.ゲームプログラマになる前に覚えておきたい技術

★★★★★★★★★★。超オススメ。通称セガ本。セガの偉い人が新人教育用に書いた本。

これはすごい。どうしてこういう作りの戦略をとるか、最適化を行うかなどなどありったけのノウハウを詰め込んでる。まったくノウハウがない新人に教える感覚なので、Flasherみたいな独学大王たちはこの本からものすごくたくさんのことを学べるはずだ。まじで(僕のamazonリンクから)買えばいいと思う。

19.詳説 ActionScript 3.0

★★★★☆。せめて半年前に読みたかった。もうFlash10が来てるんだぜ!

広大なアメリカ大陸から西へ西へと遥々やってきたコリンムックさんの本。さあ、ここにはいったいどんな動物がムツゴロウさんを待ち構えているんでしょうか?

ムツゴロウ「いや~かわいいですね~、これを見てください。表紙をみてください。アメリカサンゴヘビですね~。アメリカサンゴヘビは毒を持っていて、この毒が獲物の体に回るまで噛みついたまま離さないんですね~」

まとめると…「Flasher1年生は2学期からFlashの本を読むな」

みなさんお気づきの通り、ムツゴロウさんのナレーションは間違いなく不要でしたね。高枝切りバサミに付いてくる普通のハサミと同じくらい不要ですね。

それはさておき、これらを一言でまとめると

「Flasher1年生は2学期からFlashの本を読むな」

ということです。いまのところFlash本でかっちりとした構築ノウハウを提供してくれる本はあまり見かけません。それならいっそのこと他の分野からノウハウを移植したほうが効率的です。

最初の4~6ヵ月でASの基礎を固めておいて、あとはデザインパターンや数学など、他分野から吸収したほうがよさげです。

特にゲームはFlashと近いところにいます。uiがあって、ローディングがあって、動的に画面が遷移して…と、かなり似ています。衝突判定やAI、画像処理など山のようにノウハウが蓄積されています。僕は今後がっつりこっちの本を読もうと思っています。

それと、あと1冊で20冊というキリのいい数字なのにどうして19冊なのか?そう思いますよね。いや、読んでるんです。50ページ以上ね。読んでるんです。なんだったら2周読んでます。でもね、その1冊が通学路で拾ったエロ本だったんです。

よいお年を~!!

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